栽培方法によって、トマトの特徴が違う!高糖度トマト(フルーツトマト)の場合②

こんにちは!

企業の農業参入をサポートするJAMPSで、主に栽培と商品開発を担当しながら、
私生活では1歳児の子育てに奮闘中の矢野です。
先日、インフルエンザの予防接種を、生まれて初めて、息子と受けました。
今年は、どうなんでしょうか。流行らないといいですね。
 
 
さてさて、

「水を切る」とトマトではトラブルが多いということを前回のブログでお話しさせていただきました。

今回は、その続きを書きたいと思います!
私が学生の頃、在学していた大学の教授陣からは、

「トマトは品質を上げるために水切り栽培が基本で、病害虫のトラブルが多い植物なので、研究としては、ウィルス耐性などを目的とした遺伝子組み換えが王道」

というようなことを講義されていたような印象でした。

はるか昔のことでハッキリとは覚えていないですが…

学生ながら、

「トマトって育成が難しいんだー。農業って儲かるんかな…」

と、漠然と思っていました。
人で考えても、栄養分を絶つよりも、水を絶つ方が生命への影響が大きいのです。

以前断食が少し流行ったときがあり、私も若い時に断食道場に行きましたが、

その時、指導者から

「水を断ってしまうと、3日持たず体調を崩すので、必ず1日に2-3Lを飲んでください」

と言われていました。

水と睡眠をとっていれば2-3週間は持ちますが、水を断つと4日程度で死んでしまうそうです。

水は絶対に断たないんですよね。
トマトにしても、元来、水をきる栽培は、トマトに非常に強いストレスを与える栽培方法なのです。

そのため、高糖度トマトを栽培する際には、

元々糖度が高めので、尻腐などの生理障害が起きにくい品種を選ぶのが大切だそうです。

企業が農業に新規参入される場合、ミニが多いようですが、中玉やミニは、トマトの原種に近いとも聞きますので、元々がストレス耐性に強い傾向があるのでしょうね。

それでも病害リスクが高く、栽培が難しい傾向にありますが…

高糖度トマトは確かに市場価値は高いかもしれませんが、

収量も少なく、病害虫の発生も多い(つまり、病害を抑えるための処置をする人件費とコストが掛かる)く、価格に反映しきれないと判断して、

JAMPSでは高糖度トマトはやりません。

弊社が進めているのは、高糖度トマトの生産方法とは真逆の栽培方法になります。

JAMPSの栽培に関して、もっと詳しく知りたい!現場を見たい!!という方は、
是非セミナーへにご参加ください。
また、「セミナー参加には勇気がいる…」というかたは無料で説明会も行っておりますので、
少しでも興味を持たれたら、是非お気軽にお申込みください!
スタッフ一同、お待ちしております! 😀